個人事業主は企業に勤める働き方とは違って、税金関係の処理を全て自分で行わなくてはなりません。
節税まで気が回らない人も多いかもしれませんが、ちょっとしたことに気を付けるだけで個人事業主でも
節税は可能なんですよ。
今回は個人事業主の
節税方法について解説します。
▼個人事業主が支払う税金のしくみ
個人事業主が支払う税金の計算方法は、総収入から必要経費を引いた額が基準になります。
売り上げなどの収入が高くても、商品の原価や人件費、備品代、光熱費などの必要経費を差し引くことができますので、実際の「所得」は低くおさえることができます。
■所得を元に計算される税金とは
個人事業主の「所得」を元に計算される税金は、主に「所得税」と「住民税」です。
ぜひ、しっかり経費を引いて、これらの税金に備えてください。
経費の範囲をしっかり把握して適切に所得をおさえることで、
節税につながります。
もし経費として計上できるのにしなかった場合は、その分の税金が発生してしまいます。
この違いは非常に大きいですので、経費の計算は怠らないようにしましょう。
■青色申告できればさらに
節税になる
個人事業主ならではの制度に「青色申告」があります。
青色申告で
確定申告をすると65万円の特別控除を受けることができ、さらに家族を従業員にする場合に給与を経費として計上できるなど、50以上の
節税メリットがあるとされています。
書類作成は多少面倒になるものの、
節税額と比較すればそれほど大きな手間だとは感じないはずです。
ぜひ青色申告で
確定申告することをおすすめします。
▼まとめ
個人事業主は税金についてあまり考える機会がないかもしれませんが、少し気を付けるだけで税金として出ていく額を少なくすることができます。
ぜひ一度税理士に
相談して、ご自身に最も合った
節税方法を知っておきましょう。