相続税申告は普通の税金とは違う、イレギュラーな内容も多く含んでいます。
申告の機会もそう多いものではありませんので、どのような流れで行えば良いかわからない人も多いのではないでしょうか。
今回は
相続税申告の流れをひとつずつ解説していきますね。
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相続税申告の必要性について
一番最初に考えるべきなのは、「
相続税申告の必要があるかどうか」です。
相続税は遺産相続の際に必ず発生するものではありません。
基礎控除額よりも相続額が少ない場合は
相続税を支払う必要がありませんので、申告自体しなくて良いということになります。
相続税の基礎控除は以下の式で算出できます。
・3,000万円+600万円×法定相続人の数
他にも、死亡保険金や死亡退職金などにも非課税枠があります。
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相続税申告の期限
基礎控除の額よりも相続額が多い場合は、基礎控除額を超えた部分のみに
相続税がかかります。
この場合は申告をしなくてはなりません。
相続税には納付期限があります。
被相続人の死亡日から10ヵ月以内が税金納付の期限ですので、日程を逆算して遅れないように申告を行ってください。
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相続税申告に必要な書類
相続税申告をする際は、以下の書類をそろえてください。
・相続人のマイナンバーがわかる書類
・相続人の身元を証明できる書類
・死亡診断書
・遺言書、もしくは遺産分割協議書の複写
・相続人全員の印鑑証明
・被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本
・相続人の戸籍謄本
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相続税申告書
・相続人の住民票
上記以外にも書類が必要になる場合がありますので、詳しくは税務署もしくは税理士に確認しておきましょう。
▼まとめ
もし
相続税申告の流れについて難しいと感じた方は、税理士の手を借りるなどして確実に申告を行ってください。
期限を過ぎると延滞金が発生することもありますので、早めに動いていってくださいね。